筆者は第二次世界大戦末期の幼いころ東京から知多半島の伊勢湾沿いの(現)知多市新知に疎開し、海あり、丘あり、小川に畑がある自然豊かな土地で4年間ほど住んだ経験と、三菱地所建築部所属の建築家の父からの影響、そして大学で教育学と心理学を学び教えた経験から、また、教育実習生視察に幾度となく訪れた学校の施設・空間の観察を含め、空間の与える心理学的影響が通常思われているよりも大きいことを実感し、2000年5月に『空間の感覚』(丘書房)を著わした。その後、長野県安曇野の里山の光景や谷内六郎や原田泰治の素朴な絵画における魅力ある光景、宇宙飛行士の宇宙空間体験及び臨死体験における宇宙空間の存在を含めて『改定・増補 空間の感覚』として発行するに至った。これを機に皆様が豊かな空間体験を味わい追究するよすがとなることを願っている。
岩間浩『改訂・増補 空間の感覚』
¥1,000
筆者は第二次世界大戦末期の幼いころ東京から知多半島の伊勢湾沿いの(現)知多市新知に疎開し、海あり、丘あり、小川に畑がある自然豊かな土地で4年間ほど住んだ経験と、三菱地所建築部所属の建築家の父からの影響、そして大学で教育学と心理学を学び教えた経験から、また、教育実習生視察に幾度となく訪れた学校の施設・空間の観察を含め、空間の与える心理学的影響が通常思われているよりも大きいことを実感し、2000年5月に『空間の感覚』(丘書房)を著わした。その後、長野県安曇野の里山の光景や谷内六郎や原田泰治の素朴な絵画における魅力ある光景、宇宙飛行士の宇宙空間体験及び臨死体験における宇宙空間の存在を含めて『改定・増補 空間の感覚』として発行するに至った。これを機に皆様が豊かな空間体験を味わい追究するよすがとなることを願っている。